〈金継ぎTECHNIQUEシリーズ〉 簡単・簡易金継ぎで使う新うるし(合成うるしなど)の塗りと扱いの方法

新うるしの使い方

合成うるし(新うるしなど)の塗り方・扱い方です。
※ 本物の漆ではありません。数社から「合成うるし」(それぞれの会社でブランドネームが違います)が販売されています。「植物性のうるし系塗料です」とか「ウルシノキから採取された樹液…」などと、それぞれ説明をされていますが、どうも不明瞭な説明ばかりです。
詳しくは(あまり詳しくないですが) ▸ 合成うるし(新うるしなど)っていったい何?

※ 新うるしのメーカー側の説明です。
・植物性のうるし系塗料です。
本品は毒性の強い物質ではありませんが念の為、食器等口に含む恐れの有る物に塗装しないでくださ
”鉛”が含まれています。ただ、金継ぎで使用する「量」が微々たるものなので、気にするレベルではないと思いますと説明されました。…パッケージの裏書きをなぜ、書き直さないのでしょうね?不思議ですね。これをどう捉えるかは自己判断ですよね。)

 

※ 合成うるしの商品類の中で今のところ「新うるし」がメジャーなようなので、主に「新うるし」と表記するようにしています。ところどころ「合成うるし」と書いたりしていてわかりずらいかもしれませんがご容赦ください。

 

 

 

 

新うるし塗りで使う道具・材料の準備


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新うるし塗りで使う道具と材料

  • 道具: ④ 小筆 ③ 付け箆(▸ 付け箆の簡単な作り方) ⑤ 作業板(クリアファイルなど)
  • 材料: ⑦ 合成うるし(新うるしなど) ⑥ テレピン ① サラダ油 ② ティッシュペーパー

油とティッシュペーパーは筆の掃除用として使います。

右奥の瓶はテレピンが入っています。
今回は合成うるし(新うるしなど)の金色を使います。

今回はうらしま印(サンコー商会)の「高級うるし」を購入しました。
金色を購入すると透明のうるしが入ったチューブと
金色の粉(おそらく真鍮粉)が入った小瓶がセットになっています。

 

※ 新うるしチューブの蓋が開かなくなったら…やっぱり「ペンチ」ですよね。
本体が捻ってしまわないように、安定したところを持って、ペンチで挟んで蓋を回してください。
いまのところ開かなくなってもペンチで解決しています◎

 

 

 

〈新うるしの使い方 01〉 新うるしを使う前に筆を洗う(簡単金継ぎの方法)


簡単金継ぎの方法。合成うるしを使う前にまずは筆の中の脂分を洗い出す。テレピンを作業板の上に出す。

使う前にまずは筆を洗います。
テレピンを2,3滴、作業板に垂らします。

毎回、作業終了時には筆を油で洗っていただきたいと思いますので、
使う時には必ずテレピンで油を洗い流してください。

 

簡単金継ぎの方法。筆をテレピンで洗う。

それを筆に含ませて、作業板の上で少し捻ったり
転がしたりしてください。

 

簡単金継ぎの方法。テレピンで洗った筆をティッシュで拭き取る

 ティッシュに油とテレピンを吸い取ってもらいます。

 

 

 

 

〈新うるしの使い方 02〉 新うるしの調合(簡単金継ぎの方法)


簡単金継ぎの方法。新うるしを作業板の上に出す。

これがうらしま印(サンコー商会)の金色セットです。

透明うるし(チューブ入り)と金色の粉(小瓶入り)のセットです。

 

簡単金継ぎの方法。まずは小瓶の中の真鍮粉を出す。

小瓶を開けまして。

 

簡単金継ぎの方法。瓶の中から箆で真鍮粉を少量出す。

小さい箆(付け箆)で少量すくい取ります。

 

簡単金継ぎの方法。作業板の上に真鍮粉を出す。

作業板に置きます。

 

簡単金継ぎの方法。続いて新うるしを作業板の上に少量出す。

チューブに入った合成うるしを作業板に出します。

 

簡単金継ぎの方法。新うるしと真鍮粉を出す。

今回はほんの少ししか塗らないので少量出します。

 

簡単金継ぎの方法。箆で新うるしと真鍮粉をよく練り合わせます。

箆でよく練り合わせます。

 

簡単金継ぎの方法。先ほど油を洗い流した筆で新うるしを付ける。

筆に含ませます。

 

簡単金継ぎの方法。筆の中の新うるしの含み具合をチェックする。

ピカピカ光ってきれいです。

 

 

 

 

〈新うるしの使い方 03〉 新うるしの塗り(簡単金継ぎの方法)


簡単金継ぎの方法。お皿の継ぎ目に新うるしを塗っていく。

今回は作業工程のサンプル用に作っている器に塗ります。

下塗りは赤うるしで塗って、
それを#600の耐水ペーパーで水研ぎしました。

上の画像はもうすでにちょっと塗り始めています。

 

簡単金継ぎの方法。新うるしを継ぎ目に沿って塗っていく。

 はい、塗ります。ただただ塗ります。

少しくらいはみ出してもいいと思います。気にせず。

 

簡単金継ぎの方法。新うるしを塗っていく。 

塗ります。

塗っていると合成うるし(新うるしなど)の粘り気が
どんどん強くなってきます。
(この特徴がちょっと扱いにくいところでもあります)

粘りが強くなって来たら…

 

簡単金継ぎの方法。新うるしを塗っていくうちに時間が経ってくると新うるしが硬くなってきます。そうしたらテレピンを数滴垂らして緩めます。

 テレピンを1,2滴垂らして。

 

簡単金継ぎの方法。新うるしとテレピンを箆でよく混ぜます。

 箆でよく混ぜて、新うるしを緩めます。

 簡単金継ぎの方法。再び新うるしを器に塗っていきます。

 再び塗りに戻ります。

 

簡単金継ぎの方法。 

塗ります。

 

簡単金継ぎの方法。なるべくはみ出さないように合成うるしを塗っていきます。

 塗り終わりました。

 

簡単金継ぎの方法。新うるしの塗りが完了

 お、意外ときれいです。

すかさず作業板の掃除です。

 

簡単金継ぎの方法。作業板の上に残った新うるしをテレピンを数滴垂らして拭き取る。 

テレピンを数滴垂らして。

 

簡単金継ぎの方法。作業板の上の新うるしをウエスできれいに拭き取る。

 ウエス(ティッシュ)で拭き取ります。

 

簡単金継ぎの方法。新うるしをウエスで拭きとる。

 これで作業板はきれいになりました。

 

 

 

 

〈新うるしの使い方 04〉 新うるし使用後に油で筆を洗う(簡単金継ぎの方法)


  簡単金継ぎの方法。合成うるしの塗りが終わったら筆を洗う。

 作業が終わりましたら最後に筆を洗います。

使用するものは
油・ティッシュ・付け箆
です。

 

簡単金継ぎの方法。筆を油に付ける

 油を筆に含ませます。

 

簡単金継ぎの方法。作業板の上で筆をほぐす

作業板の上で筆を回したり、捻ったりして穂先をほぐし
油と合成うるしをよく馴染ませます。

 

簡単金継ぎの方法。ティッシュペーパーの上で箆を使って優しく油を掻き出す

ティッシュの上に筆を置いて
筆の中の油を箆でやさしくし掻き出します。

筆先が痛まないようにやさしくです。

 

簡単金継ぎの方法。筆を洗ってうるし分を掻き出す。

ティッシュに合成うるしと油を吸い取ってもらいます。

これを何度も繰り返します。
5~8回くらい繰り返します。

筆の中にうるしが残っている間はティッシュが茶色くなります。

ティッシュの上でしごいた跡が透明(油のみ)になるまで繰り返します。

 

簡単金継ぎの方法。筆の洗いが完了。 

最後はティッシュの上で筆を軽く転がすだけにして
余計な油を吸ってもらいます。
(最後は箆でしごきません)

少し油を含ませておく感じです。
以上で筆洗い、終了といたします。

筆は付属のキャップを嵌めておいてください。
なければストローを短く切ったものに縦の切れ込みをいれてそれをキャップ替わりとしてください。(言葉だけだとちょっと意味わからないですよね。近いうちに画像を載せます。多分。)

 

 

 

 

 

 

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