韓国のアート・ビエンナーレに出品してます!/2017清州工芸ビエンナーレ

size19

藝術の秋よん!

 

「アニョン」って、それ、韓国の挨拶でしょ?
しかも写真に写っている文字がハングル文字っぽい…ですね。どうしたっていうの??

はい、なんと金継ぎ図書館、海外進出第二弾です!(第一弾はベトナムのフリーペーパーに掲載されました◎ きっと誰も覚えていないと思いますが)

今回は韓国の芸術展示会に作品を出品しました◎

 

2017清州工芸ビエンナーレ」という、工芸の全分野(金属、陶磁器、木工芸、繊維、ガラスなど)にまたがる国際総合芸術展示会です。
9月13日から韓国中部の忠清北道清州市で開幕。10月22日まで旧清州タバコ製造工場で行われます。

 

今年のビエンナーレのテーマは、「Hands+ 抱く」。「Hands+」…は「手で工芸以上のものを作り出す」という意味です。
18カ国・地域から約780人が参加し、約4000点の作品が展示されています。

 

作品は金継ぎした「器」ではなくて、「器」という漢字の語源をコンセプトにした、「槍」の作品です(墓標のような作品も一つありますが)。全部の作品に金継ぎした痕跡があります。

 

↑一応、作品のコンセプトがこちらに書かれています。僕は読めません。

 

なぜに韓国のアート・ビエンナーレに出品しているの?と言いますとですね、それは「Studio 仕組」さんという日本の会社からお声が掛かったからなのであります。(もともと、Studio仕組さんの方にビエンナーレ組織委員会から出品依頼が来たのです)

Studio仕組さんは日本の伝統工芸を活性化させ、次世代に伝えることをミッションとし、アーティストや職人と組んで様々な活動をしている組織なのです。

 

それじゃ、そのStudio仕組さんのお眼鏡にかない、数多いる工芸アーティストさんの中から、鳩屋さんに白羽の矢が立った…ってことね◎

ふふふふ…そう思っておいていただけたら有り難いです。(実は裏ルートでお声がかかったのですが。おほほほ…)

 

だけど、↑こんなお墓みたいな作品を韓国まで持っていって大丈夫なのでしょうか?

 

↑こっちは「槍」だし…。

 

韓国の人たちにも好意的に受け取ってもらえたら有り難いのですが、でも
「武器」ってなると~(笑) あまり「よい印象」は抱かないかもしれませんね。アートということで、いろいろ深読みしてくれたらと思います◎

 

ちなみにStudio仕組さんは「日本刀」も扱っています。本物の日本刀です。海外で売ったり、銀座シックスの蔦屋さんのフロアーにもお店があります。

 

ところで、日本人のこの「刃物」に対する接し方って何なのでしょうね?

 

ただの「人殺しの道具」とは捉えていませんよね。
日本の伝統的な武器を「他者の命の奪いとるための効率的な道具」と考えてしまうと、「ではなぜにそこまで美しさを追い求めたのか??」への読み筋が全く見えなくなってしまします。

「日本刀はアートだ」とか、「日本では、人を殺す武器でさえも芸術の域まで高めてしまった、世界的に見ても稀有な文化である」といったフレーズをよく聞きますが、これを聞いたところで何も合点がいかないですよね。
↑これって「金継ぎとは…」と同じ話法のような感じですね~。日本人はあまりよく理解できていない自国の文化をこうやって説明したがる癖がありますね。

 

鳩屋の「読み筋」としては、「当時の日本人は”自他の境界”が無くなる境地を至上のものとしていた」、だからその境界を無化する「究極の道具」として日本刀を捉え、ただの人殺しの道具という範疇を遥かに超えて洗練していった。そう読んでいます。

 

武士の勃興の時代と重なるように盛んになった文化としては「禅」「茶」「能」などがあると思います。(金継ぎも同じような時代ですかね~)

これらの文化は「自分と他者の境界線」を無化したり、「生と死の境界線」を超えようとする思想を孕んでいると思います。さらにはそれらを身体的に実感することも、一つの重要なゴールとして持っている気がします。

 

とすれば、日本刀をはじめとした武器に関しても同じ哲学が貫かれている可能性が高いと思うのです。

この辺りの「武士道」の精神性は日本人自体が解明できていないところだと思います。でも海外の人たちがすごく興味をもっており、知りたい思想でもあると思います。

 

当時の日本人の精神性を考究して、何とかまとめ、それが作品化できればと思っています。

相変わらず意味が分からんぞ、鳩屋!

 

 

 

金継ぎのやり方

 

 

Pocket