宮下先生へ/「爪盤」の相談(個人的メールです◎)

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 おーい、宮きちくーん!!

 

※ 9月23日(土曜日)に神楽坂でやっている宮下先生の金継ぎ教室に鳩屋がお邪魔します!

【9月放課後金継ぎ研究室】(宮下先生主催)

日時: 9月23日(土)/18時30分~20時30分ころまで
場所: 神楽坂一水寮 悠庵/東京都新宿区横寺町31  (東西線神楽坂駅から徒歩2分ほど)
参加費: 500円(道具作りですのでお代をいただきます)
定員: 12名ほど

 

 

↑ちょっと分かりづらいところにあるのでご注意ください◎

 

↑正確にはここになります。すごく細い路地に入り、さらに一水寮の「裏手」からお入りください。

 

ご興味のある方は宮下さんのHPをチェックしてみてください◎(お問い合わせも宮下さんのHPで御願いします)
▸ みやっちHPへゴー

以下はそこでおこなうワークショップの企画案です。

 

 

このページは宮下さん個人宛のメールのようなページです。
なぜ、個人メールをブログでやるの!?それ、ブログの使い方、間違っているわよ。
いやー、そうですね◎ そう思います。なのですが、いろいろ考えて「ま、ブログで書いちゃえ!」って結論になりました。

爪盤、爪盤、爪盤、…の作り方を宮下先生に相談させてもらいます。きっと金継ぎでもすごく役に立つと思います。また近いうちに作り方をまとめ直して金継ぎ図書館のコンテンツとしてアップしたいと思います。
まだテスト段階ですー。

 

↑この「爪盤」の上に少量の漆を出して使います。器などを持ちながらも使えます。

 

爪盤つめばん

蒔絵を描く際に左手の親指につけ、この上に漆をだして小さなパレットの役割を果たす用具。水牛の角、べっ甲、セルロイド製などがある。(漆芸辞典/光芸出版 p249)

 

 

みやっち先生へ


ども、宮下先生。先ほどはお電話ありがとうございました。

それではさっそく「爪盤」のご相談です◎
以下の道具・材料、それから手順を考えています。チェックのほど、よろしくお願いします。

 

【爪盤を作るのに使う道具・材料】
道具 ①糸鋸(もしくは普通のノコギリ+彫刻刀(平))カッター(大)で切れました! ②ゴム手袋 ④刻苧ベラ ⑤大きめの釘 ⑦水を入れる豆皿
材料 ③百均のペラペラ木のスプーン ⑥エポキシパテ 〇水 〇紐(指に引っ掛ける用) 〇ペーパー#240

 

スプーンは↑こんな感じのものです。ペラペラです◎
パテは「木部用パテ」がよろしいかと考えています。

 

スプーンの裏にパテを付けるのですが、そのパテを付ける範囲の目印を描いておきます。おおよそです。

 

スプーンのネックの部分を切るので、その目印も描いておきます。

 

糸鋸でネック部分を切ります。その後、切り口をペーパーでやすります。

↑カッター(大)で切れました!

この作業は「普通のノコギリ」で切って、そのあと彫刻刀の平で削るのでもいいのですが、ヘッド部分が小さいので、それを手でもって削り作業をするのは初心者の人ではちょっと厳しいかな?と考えています。

 

パテを練り合わせます。

 

まずは少量のパテを千切って、ヘッドの裏側に付けます。

 

パテと木地との初期接着が結構弱いので、刻苧べらを使って少量のパテをしっかりと押し付けます。
ガッチリ接着させます。

 

ヘラにパテがべたべたくっついてきやすいので、その場合はヘラに水を付けるとヘラ離れがよくなります。ちょくちょくヘラを水に浸けます。

 

 

パテの真ん中に入っている溝は無視してください。順番を間違えました◎

両サイドにパテを付け足して高く盛り上げます。

 

もっこりしました◎
ヘラを使って最初につけたパテにしっかりと圧着させます。

 

こんな感じです。

 

次に釘(適度な太さの棒であれば何でもオッケーです)を使うのですが、パテが剥がれやすいようにあらかじめ水を付けておきます。

 

パテの中心に釘をグリグリ押し込みます。半回転させながら作業をすると押し込みやすい感じがしました◎

 

オケオケ◎

 

両サイドの部分に更にパテを盛ります。ある程度、厚みをもって釘を完全に覆うようにします。
この部分に紐を通すので強度が必要です。薄くなり過ぎないように気を付けます。

 

 

ヘラで押さえてしっかりと圧着させます。

 

ヘラで押さえて、ひとまず全体の形を綺麗に整えます。

 

窪みに親指を添えながら、成形作業をすると、綺麗に整えやすい気がします。

 

↑こんな感じです。

 

釘をグリグリと左右にちょっと揺らし、穴を大きくします。

 

左手の親指の付け根周辺に水を付けて濡らします。

 

爪盤を置いて、フィッテングです。

上からちょっと押したりして、指のカーブにある程度合うようにします。あまり厳密にやる必要はありません。そこそこでオッケーです。

 

こんな感じです。

 

釘を抜きます。
ちょっと回転させたりすると抜きやすくなります◎

 

穴が空いています。

 

そこそこのフィット感です◎

 

作業をしてるうちに、形が崩れてくるので、整え直します。穴もさぎゅ宇宙に潰れていたら、釘を差し込んで穴を大きくしてください。

 

これでひとまず終了です。
ワークショップはここまでやる予定です。

 

 

パテが硬化したら、ここからは漆の作業に入ります。

 

一度、漆で固めてから作業をした方がいいかな?
できたらもう少し凹みが弱い方がいいので、凹みの強い部分を錆などでちょっと埋めていきます。

ヘラの先がカーブしたものを用意します。

 

錆付け→ペーパー研ぎ→錆付け→…
を3回くらい繰り返します。

 

漆の下地で綺麗に成形できたら、漆の塗りに入ります。(↑これは下地作業をしていません。いきなり塗りに入っています)

 

 

生徒さんは宮ッちの金継ぎ教室の時に、余った錆でちょくちょく下地作業をして完成させてもらえたらいいかな?と思っています。

どでしょう??改善点などなど、ありましたらアドバイスもらえたら有り難いです。よろしくお願いします◎

 

 

 

 

 

 

金継ぎのやり方