レッツ DIY !
(いつの間にやら)はじめてのスプーン作りを応援している金継ぎ図書館です。
どうでしょう?今のところ問題なく作業は進められていますでしょうか?
「マンション住まいの方でも作れる」をコンセプトに木のスプーンの作り方を考えました。音が出なくて、小スペースでできて、道具も最小限でできるよう、手順、道具、材料を考えました。
できたら会社勤めの人に、休日、ふと「スプーン、作ってみようかな…。愉しいかもな…」と思ってもらえたら嬉しいです。
スプーンを作っているうちに木や道具との間に親密なコミュニケーションが立ち上がってきます。
日常のフレームからいつの間にか外へ出ている。ビジネスモードや利害関係、損得勘定からまったくの異次元モードへ離脱している浮揚感。
小学校の校庭で遊んでいたときの、あの空気を思い出していただけたらと思います。
▸ Page 04 ヘッドの裏側・アウトライン、ネック部分を仕上げる
その他のページ:
Wood spoon
DIY 木のスプーンの作り方
Page 01 アウトラインを糸鋸で切る
Page 02 スプーン表側のラインを立体的に彫る
Page 05 ヘッド表を彫り込んで窪みをつける
Page 06 持つ部分の面取りとペーパーがけで完成!
木のスプーンを作る時に最低限必要なものって何だろう??
と思う方は↓こちらをご覧ください。
Step 07 スプーンの首部分表側を削る
使用している材:
朴(ほお) ▸Amazonリンク
ここで初めて彫刻刀の「丸刀」( ▸販売サイトへ)の出番です。
スプーンのネック部分に段差を付けて格好良くします。(私の個人的な主観ですが)
材を作業台( ▸Amazonリンク)に固定して、横方向に削っていきます。
ヘッドの付け根から7㎜ほど柄の方に入り込んだ位置まで丸刀で削ってください。
Step 08 スプーンヘッドの裏部分を〈横〉方向に削る
続いてヘッド裏部分を削っていきます。
ヘッドの先端から20㎜の箇所(A)と30㎜の箇所(B)にラインを引きます。
20㎜のライン(A)から先の部分を削り落としていきます。
先っちょになる部分はキンキンに尖らせないで1㎜くらい厚みを残しておいてください。
木を作業台に固定し、横方向に削っていきます。
彫刻刀は平刀( ▸販売サイトへ)を使います。
削れました。
こんな感じで。
最初に書いた20㎜のラインから先っちょに向かって3㎜くらいの所(C)にラインを引きます。
最初に書いた30㎜の位置のライン(B)から今、書き足したライン(C)までをつなげるように削っていきます。
側面で見ると↑画像の白いラインの位置まで削り落とします。
材を固定して、横方向に平刀で削っていきます。
B-Cラインが繋がりました。
オッケーです。
Step 09 スプーンヘッドの裏部分を縦方向に削る
次にヘッドの先っちょに向かって縦方向に削っていきます。
両サイドからそれぞれ13㎜の位置に縦方向にラインを引きます。
先ほど引いたラインからスプーンヘッドのサイドまでが繋がるように斜めに削っていきます。
(うまく説明できていませんね。すみません。下の画像に進んでもらえればわかっていただけるかと思います)
まずは向かって右側の部分を削ります。
作業台に固定しながら斜めに削ってください。
今回は木の繊維方向(木目に沿って)削ります。
こんな感じです。
同様に左部分も削ります。
カクカクしていますが、少しスプーンらしいラインが出てきたと思いませんか?
縦ラインの「面」をもう少し細かくしていき、カーブを滑らかにします。
ヘッド部分のサイドから8㎜(A)、17㎜(B)の所にラインを引きます。
A-Bラインが繋がるように平刀で削ります。
同様にヘッド右側のC-Dラインも繋がるように削ります。
「面」が細かくなって滑らかなラインが出てきました。
Step 10 スプーンの柄の裏側部分を削る
続いて柄の裏側を削ります。
厚みが5~6㎜になるようにラインを引きます。
今回使っている材が柔らかい「朴」なのでこのくらいの厚さがあった方がいいかなと思います。
桜などもう少し固くて粘りのある木を使っている場合はもっと薄くしても大丈夫です。
ヘッドの付け根から5~6㎜先端にずらした場所から削っていきます。
どうでしょうか?
スプーンのきれいなラインが見えてきました。
▸Page 04 ヘッドの裏側・アウトライン、ネック部分を仕上げる
その他のページ:
Wood spoon
DIY 木のスプーンの作り方
Page 01 アウトラインを糸鋸で切る
Page 02 スプーン表側のラインを立体的に彫る
Page 05 ヘッド表を彫り込んで窪みをつける
Page 06 持つ部分の面取りとペーパーがけで完成!