レッツ DIY !
韓国の〈スッカラ〉風のスプーンを木で彫っていきます。
東急ハンズで買った桜の板材から削りだします。
東急ハンズで買った桜の板材から削りだします。
今回は〈 ヘッド裏面を削る 〉です。
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スプーン作りで使っている道具の説明
「平刀」を使って削っていきます。
刃幅が18㎜くらいあると一気に削れるし、使い勝手もよく何かと便利です。
▸ 使っている道具や作業台の詳しい説明(価格、入手先、作り方)
Step 04 柄の表側ネック付近を削っていく
どんどん作業を進めていきましょう。
今回の作業は
今回の作業は
この「首元」の「丘」になっている箇所を削って…
↓
実践!
柄の中ほどから作業を削り始めます。
最終的には図のように「半丸」の断面になるように削っていきます。
まずは向かって右側を削ります。
削る面積が狭いので、さくさく削っていけます。
次に左側を削っていきます。
少し丸みが出るように削って調整します。
綺麗な首回りラインになりました◎
Step 05 ヘッド裏側を削る
ここの説明は長いです。はい。
飽きるかもしれませんが、飽きないでください。ね。
飽きるかもしれませんが、飽きないでください。ね。
ヘッドの裏側を削っていきます。
この作業は結構、重要です。
この「ライン」をいかにスムーズに削ることができているかで、
その作り手の「姿勢」がわかる気がします。
何もわからないまま、「適当に」「自分の恣意的」に
削っているのか?
それとも「道具」と「素材」と「作り手」の間で
コミュニケーションをしながら、
コミュニケーションをしながら、
必然的に導かれる「当然」のラインを探りつつ、
削っているのか?
削っているのか?
ヘッド先端から27㎜の部分にラインを引きます。
27㎜の部分からヘッドの先端にかけて
木材の側面に削るガイドラインを描きます。
ラインが緩やかなカーブを描くようにします。
何で「カーブ」が必要かと言いますと、
「スッカラ」チックにするためです。
「スッカラ」チックにするためです。
実は、個人的にはこのカーブはあまり好きではないのです(苦笑)
けど、今回はスッカラなので、それに従います。
「郷に従う」 これって重要ですよね◎
特に「工藝」では。
作業台のストッパー部分に
スプーンを押し当てて固定します。
スプーンを押し当てて固定します。
スプーンは「横向き」にします。
この方向で削ると「木の繊維」を断つことができるので、
バリバリ削れます◎
バリバリ削れます◎
スプーン左右の側面から、
先ほど描いた「ガイドライン」をチェックしつつ、
先ほど描いた「ガイドライン」をチェックしつつ、
削り過ぎないように注意しながら作業を進めていきます。
だいたい、ガイドライン通りになりました。
緩やかにカーブしています。
緩やかにカーブしています。
次にヘッド裏の左右の部分を削っていきます。
だいたい左右から11㎜の所に
ラインを引いてください。
まずは左部分から削っていきます。
スプーンの左端にいくにしたがって
「薄く」なるように、彫刻刀も「斜め」に角度をつけて
「薄く」なるように、彫刻刀も「斜め」に角度をつけて
削っていきます。
さくさく削っていってください。
そう、今回はスプーンを「縦置き」して削ります。
左側が削れました。
同様にスプーン右側も削っていきます。
こんな具合に削れていればオッケーです◎
↑いろいろな角度から見てチェックしてください。
ヘッド裏の形を仕上げていきます。
↑図のように左から
6㎜、13㎜
のところにラインを引いてください。
削ります。さくさく。
↑こんな具合に削れます。
同様に右側も。
削ります。さくさく。
スプーンは進行方向に対して
「斜め」に構えるとスムーズというか「気持ちよく」
削れます。
ちょっとやってみてください◎
「斜め」に構えるとスムーズというか「気持ちよく」
削れます。
ちょっとやってみてください◎
「おやっ?!」って思いますよ。
できました!
ヘッド裏面はきれいになりました。
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