〈金継ぎTECHNIQUEシリーズ〉 素地固めのやり方

テクニック・コツ

 

 

※この生漆での素地固めに関しましては、「やる」のがオーソドックスな解答かと思うのですが、「やっちゃダメだ」という職人さんもいらっしゃいます。

ので、どちらでも構わないと思います。

もし、固めをやる場合は漆が乾きかけのころを見計らって麦漆での接着作業に移るのがおススメです。
私は素地固めをしたときはそうしています。

 

器の素地固め

使う道具・材料

  • 道具: 小筆、ティッシュ
  • 材料: 生漆、テレピン、サラダ油

 

生漆をテレピンで少し緩めて素地に浸みこみやすくしてください。
割合としては

生漆 10 : 2~4 テレピン

 

素地固めをする箇所

  1. 欠けの場合は欠けの断面
  2. ひびの場合はひびの箇所
  3. 割れの場合は割れた破片の断面すべて

 

 

3.割れの固め

 

▸漆の塗布


 

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ただ、ただ、接着面にあたる部分に生漆を塗ります

 

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はい、ただ塗るだけです

 

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はみ出さないように

 

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塗り終えました

 

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接着する全ての破片の全ての断面を
塗ってください

 

 

▸拭き取り


 

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折りたたんだティッシュを用意します

銘柄はクリネックスです
本当です。いいようです。

 

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漆を塗布した箇所に
ティッシュを押し当てます

 

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ティッシュに余分な漆を吸い取てもらいます。

ティッシュが漆で汚れますので

 

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ティッシュの汚れた面は
内側に折り込んで、新しくきれいな面を使ってください

 

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押し当てます

 

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はい、ティッシュが吸い取ってくれています。

 

素地固めではそこまで厳密に漆を吸い取る必要もないかなと思います

ので、このくらいで勘弁してあげましょう。

 

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こんな感じでいいなじゃないでしょうか

 

この塗布した漆が乾き過ぎないうちに
次の麦漆での接着作業に移るといいと思います。