〈金継ぎRECOVERYシリーズ〉03 漆の下塗り研ぎで凹みが見つかった!穴があった!

金継ぎの方法。錆漆のやり直しのあと再度下塗りを施す。

鳩きち「きれいに漆の下塗りができたよ。よし、順調順調◎」

金継ぎの方法。漆の下塗りを木賊で研ぐ

鳩きち「さあ、研ぎじゃ!さっさと研いで上塗りだい」

金継ぎの方法。木賊で漆を研いだら、ピンホールと凹みが見つかった。

鳩きち「と、思ったら…①穴と②凹みがあるー!がーん(泣)」
「そした場合はどーしたらよいですか?」

ほうほう、鳩きち君、お困りのようですね。
はい、あります。あります。よくあります。私もよくあります。

その解決法はですね–錆漆に戻る!しかないのです。はい。
残念ながら。でもすぐに修正できますのでがっくりせずに戻りましょう!
(この錆付け作業を「追い錆」といいます。確か…)

 

金継ぎの方法。漆塗り後のピンホールと凹みのアップ。漆の塗り重ねだけでは何度も繰り返さないと埋まらなそう。

1,2回の漆の塗りで埋まりそうな凹みでしたらそのまま塗りを重ねていっていいと思いますが、凹みが深い場合は錆漆作業にもどった方が結局は早く進みます。

↑画像の①はピンホールです。②は凹みです。ちょっと漆では埋めるのが大変そうです。(5,6回塗り重ねればいけそうですが)

なので錆漆で埋めます。

金継ぎの方法。ピンホールを錆漆で埋める。付ける錆漆はほんのちょっとでいい。

箆先にほんの少し錆漆を取って、それで①のピンホールを埋めます。

金継ぎの方法。続いて凹みのほうを埋める錆漆の準備。箆先のほんの少し錆漆を付ける。

↑箆先に錆漆が載っています。ほんのちょっとで大丈夫です。

金継ぎの方法。箆で凹みに錆漆を置く。

②の凹みを錆漆で埋めます。

金継ぎの方法。置いた錆漆を箆で左右に慣らしつつ、凹みにきちんと入り込むようにする。(隙間のないように)

錆漆を凹み箇所に乗せた後、左右に箆をほんの少し通して
しっかり凹みに入り込むようにする(隙間がないようにする)。

金継ぎの方法。ピンホールと凹みをしっかりと埋めた錆漆の画像。

①ピンホールと②凹みがしっかり錆漆で埋まりました。

錆漆の乾きに1~2日待ちます。

 

金継ぎの方法。錆漆を一日乾かす。

錆漆が乾きました。

金継ぎの方法。乾いた錆漆を木賊で研ぐ。

錆漆を研ぎます。何でといでんの?
木賊(とくさ)です。二つに折り返した部分で研いでいます。

金継ぎの方法。ウエスで研ぎ汁を拭き取りつつ、錆漆の研ぎ具合をチェックする。慎重に研ぎ進める。

ウエスで拭き取りながら研ぎ進めます。
研ぎ過ぎ注意です。
せっかく盛った錆漆を研ぎ切っちゃうと意味なくなっちゃうので。

金継ぎの方法。錆漆を研ぎ終わった。しっかりピンホールと凹は錆漆で埋まっている。

研げました。
①がピンホールで②が凹みです。しっかり面位置まで研げています。

金継ぎの方法。錆漆研ぎ後、再び漆の下塗りを施す。この後は通常の工程に戻る。

錆漆が研げたら再び漆を塗ります。下塗りです。
この後は通常通りの手順に戻ります。

 

 

 

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