レッツ DIY !
東急ハンズで買った桜の板材から削りだします。今回は〈 ヘッドと柄と首元の側面を削る 〉です。
スプーン作りで使っている道具の説明
Step 08 ヘッドの側面を削って丸くする
ヘッドの側面を削って「丸く」していきます。
↓手順を間違えて、表側の窪みをちょっと削っちゃいました◎
「なかったこと」にして、進めていきましょう。
この時の注意点としましては、
「木目(繊維)の方向を考える」ことです。
木目を考えると、ヘッドの一番横に膨らんでいる箇所(A,C点)から
先端(B点)に向かって刃を動かさないといけません。
なぜ??
え?なぜ…かと。
もし逆方向に削ってら(B→A)、
刃が材に食い込んでしまって削れないのです。
なんか府に落ちないな~って方は
軽く試してみてください◎
それではひとまずA点→B点に向かって削ってください。
一気に削ろうとはせず、カドッコからちょっとずつ削っていきます。
画像右上の図のように①のカドッコを削ってから、
次に②の部分を削っていきます。
ナイス◎
A→Bラインが綺麗に削れました。
同様に反対側のC→Aラインも削っていきます。
今度はヘッドの下半分を丸くしていきます。
今度は「横に一番膨らんだ箇所(A,C点)」から
「ヘッドの付け根(D点)」に向かって削っていきます。
こうすればきれいに削れます。
まずはC→Dに向かって削っていきます。
それが終わったら、反対側、A→Dも削って丸くしてください。
丸くなりましたー◎
Step 09 グリップの側面を削る
正直、これは何の作業工程をしていたのか
忘れてしましいました。
何せ、この写真を撮ったのが1年前くらいなのですー。
多分、柄の側面を削って「細さ」を調整しているのだと思います◎
間違いない。…ような気がする。
作業台のストッパーにヘッドの先端を押し当てて、削ります。
ひとまず軽く削ってみます。
で、もし「引っかかる」「ささくれ立つ」「刃が食い込んでいってしまう」
…という場合は
反対側にして(柄を先端に向かって)削っていってください。
程よい好みの細さ、ラインになったらオッケーです。
ほっそりと綺麗になってきました◎
Step 10 首元の側面を削る
この「首元」の処理ですが、ちょっと厄介ですね。
どうやってやればいいの??って考えちゃいますよね。
↑この「ぷっくり」してしまっている箇所を
もっとシャープにしたいですよね。
まずは「側面」(横)から
「グッ」と刃を入れます。
入れるだけです。削りません。
「切れ込み」を入れる感じです。
先ほどの入れた「切れ込み」に向かって
柄の方から削っていきます。
「横から切れ込みを入れる」
↓↑
「切れ込みに向かって、柄の方から削る」
をちょっとずつ繰り返します。
- ヘッドから柄の側面に向かって、「切れ込み」をいれます。
- その「切れ込み」に向かって、柄からヘッドに削ります。
- 繰り返します。
再び、ヘッド方から柄に向かって「切れ込み」を入れます。 - 「切れ込み」に向かって柄の方から削ります。
- これを繰り返しながら、ちょっとずつ削っていきます。
おっ◎ スッキリしました!
やればできるもんですね。
次に反対側の首元です。
反対側も同様に削ろうとしたら、
この箇所が部分的に「逆目(さかめ)」になっていて、
きれいに削れませんでした…(涙)
↑図のA方向が無理だったので、
B方向から削らなかければなりません。
逆目…って、「繊維の通り方とは逆の方向」ってことでしょうか。
繊維と逆方向に刃物が食い込んだり、ささくれ立って、綺麗に削れません。
※ 皆さんが削ったものが「逆目」になっていなかった場合は
先ほどと同じ工程で削ってください。
ということで、ここはお手持ちの「丸刀」を使います。
丸刀の「端っこ」を使って「チョチョッ」と斜め気味に削っていきます。
「しっかり削る」というよりは「ちょい、ごまかしつつ削る」感じです◎
(「平刀」だとこの角度で刃を入れた場合、上手く削れませんでした。
でももしかしたら、材や繊維の方向によっては
「平刀」でも上手くいくかもしれません。
ひとまずちょっと削ってみてください◎)
丸刀の端っこを「カーブ」を描くように
ササッと木の「上っ面」だけ削ります。
あら、きれい◎
何とか「様」になりました。
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スッカラの作り方
Page 01 アウトラインを糸鋸で切る
Page 02 ヘッド表側を斜めに削る
Page 03 ヘッド裏面を削る
Page 04 ヘッドの首元を削る