レッツ・キンツギスタ!
真綿を仕立てます。
動画を見ていただくのが一番分かりやすいと思います↓
金継ぎでは「真綿(まわた)」を使います。絹(シルク)です。
「綿(めん)」だと上手く蒔絵粉を蒔くことができません。綿の繊維で漆を引っ掛いてしまいます。
繊維がツルツルしていないからなのでしょうか?
繊維がツルツルしていないからなのでしょうか?
① 左:「ピンポン玉より一回り小さい玉」ができるくらいの分量を千切ります。
※ハサミで切らずに、手で千切ってください。
② 右:繊維をほぐして、フワフワにしていきます。
③ 周辺を一か所にまとめるような感じで、丸くします。
④ 玉状にまとめた真綿の両サイド、やや後方から少量の真綿を引っ張ります。
引っ張りながら「クルクル」とまとめて、「角」のようにします。
角は2本出します。
⑤ ニョキっと出した2本の角同士を2回結びます。
⑥ 結び終わった角がピョロっと長く出ていたら、ハサミで短く切り揃えます。
㊧:使うときは、親指と中指で摘まんで、真綿の玉の中央がこんな感じに「出っ張る」ようにします。
人差し指は真綿の後ろから添える感じにします。
㊥㊨:真綿の「出っ張らせたところ」に多めに蒔絵粉を付けます。
蒔絵の作業が終わったら、ジップ付きの小袋に入れて保管します。
真綿は何度も使えます◎(勿体ないので捨てちゃダメです)
このように作った真綿の玉は、蒔絵粉ごとに分けてください。
例えば、「金の丸粉3号用」とか「銀の消し粉用」とか。
例えば、「金の丸粉3号用」とか「銀の消し粉用」とか。
どの真綿が、どの蒔絵粉用だったのか?が分からなくなりますので、油性ペンで小袋に使った蒔絵粉を書いておきます。(「金の平極粉用」とか)