レッツ DIY !
韓国の〈スッカラ〉風のスプーンを木で彫っていきます。
東急ハンズで買った桜の板材から削りだします。
今回は〈 ヘッド表側を削る 〉です。
前回の工程を見る
スプーン作りで使っている道具の説明
今回の作業は「平刀」を使って削っていきます。
刃幅が18㎜くらいあると一気に削れるし、使い勝手もよく何かと便利です。
▸ 使っている道具や作業台の詳しい説明(価格、入手先、作り方)
Step 02 ヘッド表側の木を大雑把に落としていく
スプーンの「表面」から削っていきます。
↑の図のように鉛筆でラインを引いてください。
もちろん、上図通り正確に描く必要はありません◎
ご参考までに。
表面から首元の所を「8㎜」の深さまで
糸鋸で切り込みを入れます。
深く切り過ぎないようにチェックしながら
作業をしてください。
この「切れ込み」を入れるか入れないかで、
この後、ヘッド部分を削るときの作業のやりやすさが
随分、変わります。
いよいよ彫刻刀で削っていきます!
で、そのための作業台を机にセットします。
机の手前のヘリに作業台を引っ掻けます。
作業台の向こう側のストッパーにスプーンを固定します。
スプーンは「横向き」です。
え?横向きなの??
と思いますよね。そうです。まずは「横向き」で削っていきます。
この向きで削ると、ゴリゴリ削ることができるのです◎
まずは切り込みを入れた「ネック」部分を削っていきます。
彫刻刀は「斜め」に構えて削っていきます。
この時点では「正確」に削る必要はないので、
ガシガシ削っていってください。
この段階の作業では↑くらい「傾斜」を作りたいだけなので、
ビビらずにどんどん削ってください。
ざっくりと、どんどん削っていきます。
次にスプーンを左右反対にして削っていきます。
その際に、「ネック」部分の「柄側」の角が作業の邪魔になります。
ので、軽く角を削っておきましょう。
スプーンを左右反対に置きます。
(スプーンの柄を右側にします)
今度はこちら側からヘッドの部分を削っていきます。
削れました。
大体、こんな具合の傾斜ができたらオッケーです。
この時点では「精度」は全く求めていませんので、
「大体」で大丈夫です◎
正面から見るとこんな感じ。
Step 03 横から見た時のヘッド表側のアウトラインを”キメ”ていく
次に先ほど大雑把に削ったヘッド部分を、
今度は精度よく削っていきます。
↑赤の太いラインになるように、
斜線部分を削っていきます。
※ なぜか「柄」のネック部分が
すでにキレイに削られています…(なだらかなライン!)
いや、手順を間違えちゃった…。
ドンマイ。
気にせずにスルーしてください◎
スプーンの柄の「お尻」を作業台のストッパーに当てて、
ヘッド先端をこちら向きに置きます。
まずは赤い斜線部分(ヘッドの左側)を削っていきます。
左手の親指でヘッド先端を押えます。
彫刻刀は進行方向に対して「斜め」に当てると
スムーズに削れます◎
これって不思議ですよね。「斜め」なんです。
今度は赤の太線のところまで「精度高く」削っていきます。
なので、彫り過ぎないように、ちょくちょくスプーンの横から覗いて、
彫り具合を確かめながら彫り進めてください。
↑赤の太線まできれいに(なっているでしょ?)削れました。
大体、左側1/3~1/2を削ります。
正面から見ると↑こんな具合に左側が斜めになっています。
今度は右側を削っていきます。
スプーンの横から時々チェックしつつ、
彫り過ぎないように削っていきます。
右側も削れました◎
はい、こんなラインです。
正面から見ると左右が斜めになっています。
さぁ、だんだんスプーンっぽくなってきました!
(↑うそ。まだスプーンに見えないぞ!)
楽しくなってきたところで今回はここまでです。
Step 03.5 ヘッド表の窪みを粗彫りする
いろいろ考えて、やっぱりこの工程をこのStepに入れ込むことにしました。
表の面に窪みを「粗彫り」しちゃいましょう◎
彫刻刀の「丸刀」を使います。
作業台のストッパーに材を当てて、安定させます。
材の横から彫っていきます。
まずは中央を彫っていきます。
それからその彫る範囲を徐々に広げていきます。
この段階は「粗彫り」ですので、
「だいたい」窪んでいればオッケーです◎
逆の方向からも彫っていきます。
この時、材をどう安定させるか?ですよね。
もちろんクランプで柄を挟んで固定させていいです。
けど、他のやりかたはないかしら?と思うところなのです。
なるべくクランプを使わずに作業をしたいというのが僕の「欲望」です。
この段階はでは「おおよそ」彫れていれば大丈夫です。
仕上はスプーンの工程の最後の方でやります◎
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スッカラの作り方
Page 01 アウトラインを糸鋸で切る
Page 04 ヘッドの首元を削る
Page 05 ヘッドの首元と側面を削る
Page 06 表側の窪み彫って完成!