さよなら金継ぎ図書館の金継ぎ展 その5/とその横で行う金継ぎ教室

WEBLOG

 

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明日(10月9日)で展示最終日です。

遠方よりわざわざいらしてくれた方々もいたようで、本当にありがとうございました。
近くからいらしくれた方も、もちろん感謝しております◎
ありがとうございました。

またいつの日か「金継ぎ展」をやる日まで(そんな日が来るかしら??)
皆さま、さようなら~~~。

 

 と、ともに明日は「金継ぎワークショップ」です!
15:30~からやっています。
「簡漆金継ぎ」ってなんぞや???と疑問に思っている方、ご興味のある方、
覗いてみてください◎

鳩屋が必死の形相でレクチャーしているはずです。

 

金継ぎ展示

【期間】 2016年9月13日(火)~10月9日(日)
【場所】
ヴィエイユ」ベーカリー・カフェ&ギャラリー
東京都練馬区旭丘1丁目56−2
(池袋駅から西武池袋線で3駅目(約6分)の「江古田」駅下車。駅から徒歩約5分です)
【営業時間】
平日・土曜 14:00~21:00
祝日・日曜 12:00~18:00
(月曜日がお休み)

 

 

【白の丸平皿】 TORI-DORI


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  • 器の大きさ: 縦横 200㎜ × 高さ 12㎜
  • 器の特徴: ちょいマット質の釉薬
  • 破損の具合: 割れ 2ピース(計 150㎜) / ひび (計60㎜)
  • 仕上げの種類: 錫粉+真鍮粉+金粉(”点”だけ)+色漆1色仕上げ

 

 

 

パックリと割れています。
あと、ひびも薄っすらです。

 

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  割れたラインを緑の色漆で描きますと、
「丘」に見えてきます。
雪の降りしきる中、鳥たちが飛んでいきます。

ああ、いいな~って思います。
ちょっと、物悲しい風景だなと思います。

 

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いろいろな色の漆で鳥を描いていきました。
色はランダムです。

 

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で、この「鳥」は使っていくうちに「剥げていく」といいなぁ、と思っています。

一羽、また一羽と知らないうちにどこか飛び立っていく。

 

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異界との隙間からやってきた「使者」が、
またどこかへ消えていく。

 

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死者の魂みたいですね。

 

 

 

 

【花柄の白い湯呑】 湯の花


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  • 器の大きさ: 直径 70㎜ × 高さ 60㎜
  • 器の特徴: ガラス質の釉薬
  • 破損の具合: 割れ 2ピース(計 230㎜) / ひび (計60㎜)
  • 仕上げの種類: 金粉+色漆4色仕上げ

 

 

 

 

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【青黒のマグカップ】 深海


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  • 器の大きさ: 直径 80㎜ × 高さ 85㎜
  • 器の特徴: ガラス質の釉薬
  • 破損の具合: 割れ 2ピース(計 320㎜)
  • 仕上げの種類: 錫粉、真鍮粉、輪島地の粉仕上げ

 

 

 

 

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釉薬の感じが「深海」のようですよね。

海の底の海溝から煙というか、泡というか、そんなものがぶくぶくと立ち上がっていくような。

 

 

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あの「裂け目」というのも「異界」への通路のようにも思えますよね。
この世の中、意外とそういうものに満ちているのかもしれませんね。

 

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釉薬の具合と「金色」の相性が意外とよかったです◎

 

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接着箇所の黒く見えているラインは「地の粉」と呼ばれる珪藻土の粉を使いました。
金属粉の蒔絵と同じ要領で使います。

マットな黒い表情が出せます。

 

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で、次なる展示は…
と言いますと、「伊勢丹新宿店」です。(なんと!!)

うそコケ!金継ぎ図書館!
弱小・金継ぎ図書館がそんな場所でやるなんてあり得ないでしょ。

うそこかないッス。
制作が間に合えば、展示します。11月半ばの1週間です。(是が非でも間に合わせますよー!)

ん~、何か嘘っぽいけど、まぁ、いいや。んで、何展示すんの?

えーっとですね、食器売り場のコーナーで展示させてもらうので、
「器」と「金継ぎ」に関連するものを考えています◎
ご期待ください。
今度は事後報告ではなく、事前通知しますのでよろしくお願い致します。