【はじめての”欠けた”金継ぎできるかな?】~平皿 ①素地に漆を塗る

本漆金継ぎ

 

 

【金継ぎできるかな?シリーズ】とは…

金継ぎを初めて知った人や、ちょっとだけ聞いたことがある人に見ていただきたいと思ってご用意した「超初心者用」の動画中心のコンテンツです。

「金継ぎってこんな感じの作業をするものなのですよ」という、実際の作業工程を掻い摘んでご紹介しています。

ほほう。手間がかかりそうだね。でも、それほど難しいことをしている訳じゃないんだね。
私もやってみようかしら◎

と興味を持っていただけたら嬉しく思います。

 

※ 動画から「静止画像」を取ってきているので、画質が粗いですが、ご容赦ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このシリーズの見方

 

まず「動画全体」を流して見ていただき、作業全体の流れを何となくでいいので、把握してください。
その後、各作業工程の部分だけを「短く切り取った動画」をご用意しましたので、その動画を見ながら再度、作業をチェックし、下に書かれている解説を読んで、より深く理解していただけたらと思います。

 

 

 

 

全体の動画

 

Page01…小さく【欠け】た平皿の修理です。
欠けた箇所に漆を薄く塗ります。

 

 

 

▫▫▫

《使う道具・材料》

 

 

道具

③ 小筆
⑤ 練りべら(大き目のヘラ)  ▸作り方
⑥ 作業板(ガラス板)     ▸作り方

 

材料

① テレピン
② ティッシュ
④ 生漆
⑦ サラダ油

▸ 道具・材料の値段/販売店

 

※ この作業で使う「小筆」は安価な筆にしてください。陶器の断面に擦り付けるので、毛先が痛みやすいのです。蒔絵筆だとモッタイナイです。

※ 作業時はゴム手袋を着用してください。カブレることがあります。ゴム手袋をしてもカブレる人もいます。はい。

 

 

 

 

▫▫▫▫

《作業工程》

 

【Step00】 筆の準備▫▫

 

筆を使い始める前にテレピンを使って、筆に含まれている油分を洗い出します。

↓こちらの動画を参考にしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=tneeNWJp2vg

 

 

 

 

 

 

 

【Step01】 材料の準備▫▫

(0:05~0:42)※この秒数のところだけ再生されます

 


(⏱0:05~0:42が再生されます)

 

少量の生漆とテレピンをヘラで混ぜ合わせます。

素地の固め

生漆 10:2~3 テレピン

※ 体積比(目分量)

 

 

 

 

作業盤の上に生漆とテレピンを出して

 

 

ヘラでよく混ぜます。

 

 

 

 

【Step02】 漆を塗る▫▫

(0:43~1:15)

 

(⏱0:43~1:15が再生されます)

 

 

小筆に漆を含ませ、

 

 

欠けた箇所に塗っていきます。

 

 

キワまでしっかりと漆を塗ります。

 

 

 

 

 

 

【Step03】 拭き取る▫▫

(1:21~)

 

(⏱1:21~が再生されます)

 

 

折り畳んだティシュを修理箇所に当て、

 

 

余分な漆を吸い取ります。

 

漆は「薄っすら」と残っていればいいので、ティッシュを何度も押し当て、漆を吸い取ります。
押し当てるたびにティッシュの面を変えます。

 

 

こんな感じに拭き取れたらオッケーです。

 

 

 

 

【Step04】 湿した室に入れる▫▫

 

むろ(湿度75%~、温度25度~が最適)に 2,3時間~1日程度、入れて乾かしたら(半乾きでオッケー)、次の作業に進みます。

 

 

 

【Step05】 筆の後片付け▫▫

 

筆を使い終わったら洗います。

↓こちらの動画を参考にしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=P_GVSgs1RvE




 
【ご注意!】

漆作業をする際は必ず「ゴム手袋」をしてください。

 

 

〈次の工程へGo!〉

 

▸ 【できるかな②】
~漆パテを作る~

 

 

 


▫▫▫▫▫▫▫▫
【金継ぎできるかな?】シリーズ
ノッポさんとゴン太君が遺した「できるよDNA」を現代に引き継ぐ金継ぎハウツーコンテンツです。


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