
今回は
【 柄の表面の削り → ヘッドの首元・表面の削り → 柄の裏側の削り 】
の作業を行っていきます。
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06 アイス・スプーンの柄の表側を削る
柄の表側を削っていきます。

まずは柄の左半分くらいを斜めに削っていきます。

Step 03 で3㎜の深さに切れ込みを入れました。
その深さまで削っていきます。

次の右半分くらいを斜めに削っていきます。


「山」型になっています。

「山」部分を削っていきます。
けど、「平ら」にはしません。

なだらかなカーブを描くような形に削っていきます。
何で「平らじゃダメなの?」と言いますと、
柄の表側は少し「凸カーブ」していた方が僅かですが手触りが優しくなるのです。(私はそんな感触がします)
いやいや、「フラットがいい」という方は、全然それでもオッケーです。
私もフラットにする場合もありますので。

07 アイス・スプーンのネック表側を削る
次にネック部分を削っていきます。

スプーンを横にセットします。
柄をクランプで固定するとより作業がやりやすいかもしれません。
丸刀を使って側面から削っていきます。

首部分のなだらかなカーブを作っていきます。
おおよその形が彫れたら…

材の柄の方から削っていきます。

※ ↑画像は取り忘れていたため、仕上がったあとに撮影しました。
そのため、ヘッドの先端が丸まっています。
この時、丸刀の「端っこ」を使って木の表面をサラサラと削るような感覚で行います。

「彫る!」というより、表面をサラサラ「削る」感じです。
削っていて「ささくれ」が出るようでしたら、スプーンを反対にして、ヘッドの方から削ってみてください。
08 アイス・スプーンの柄の裏側を削る
柄の裏側を彫っていきます。
その前に柄の「厚み」を決めます。

↑画像のA,B=5㎜厚、C=7㎜厚というところでいかがでしょうか?
Aからヘッドの先端へはほぼ直線で結びます。
※ A点はヘッド先端から47㎜にしてください。

反対側の側面にも書き入れます。

次に裏面に書き入れます。
ヘッド先端から47㎜=点a、先端から42㎜=点b
を書き入れ、そのabを結びます。(↑画像の赤ライン)

こんな感じです。
それでは彫っていきましょう。

まずは柄の右側半分を彫っていきます。
先ほど引いた赤ラインをスタートラインとしてください。
次に左半分を彫っていきます。

さらに中央ラインも削っていきます。
柄の裏側は「フラット」にします。私の場合。
裏側は丸みを付けない方がしっくりくるな…というのが私の感覚なのですが、
もちろんお好みで丸みを付けてください。

彫り終わりました。



裏フラットです。
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