欠けた岡田直人マグカップの簡単金継ぎ方法 2/2 新うるしの上塗り・完成まで

※ご注意ください。合成うるし(新うるしなど)を使った簡易金継ぎの紹介です

欠けた岡田直人のマグカップの簡単な金継ぎ修理

今回は新うるしの下塗り~上塗り・完成までのやり方をご説明していきます。

前回のエポキシペースト付けまでの工程を見たい方は
 ▸ 1/2 ぺースト削り・研ぎまで

 

 

※ 〈新うるし〉のメーカー側の説明です…

植物性のうるし系塗料です。
・本品は毒性の強い物質ではありませんが念の為、食器等口に含む恐れの有る物に塗装しないでください。

とのことですので、これをどう判断するか?ですよね。正直、難しいなぁーというのが私の感想です。
万全の安全性を考えるなら「菓子器」など口を付けたりしないもの、もしくはあまり食品が触れないような器の使い方をされた方がいいかもしれません。

それよりもみなさん、「本漆」、やってみませんか?(笑)

 

 

〈簡単金継ぎの方法〉 03 新うるしの下塗り


簡単な金継ぎ修理の新うるし塗りで使う道具と材料
 新うるしの下塗りで使う道具と材料

  • 道具: ②ティッシュペーパー ③ 付け箆 (▸ 付けベラの作り方) ④ 小筆 ⑤ 作業板(クリアファイルなど)
  • 材料: ① サラダ油 ⑥ テレピン ⑦ 新うるしなどの合成うるし(何色でもオッケー)

 

まずは使う前に筆をテレピンで洗って油を洗い出します。
 ▸ 詳しい筆の洗い方

 

今回は弁柄色の新うるし(合成うるし)を塗っていきます。

欠けた部分に新うるしを塗っていく

新うるしは硬化が早いので、作業中に粘りが出てきてしまいます。
粘りが出るとなかなか綺麗に塗れません。筆跡が残りやすくなります。
ですので手早く塗ります。
もし、粘りが出てきたらテレピンなどを数滴垂らしてヘラでよく混ぜます。そうすると新うるしが緩くなります。

欠けた部分に新うるしを塗っていく

手早く、前面に新うるしを塗布したら、最後に筆を通します。
左→右へ、上から少しずつ下へずらしながら筆を通します。それが終わったらこんどは右→左へと筆を順番に通します。上→下へ。下→上へ。

欠けた部分に新うるしを塗っていく

塗り終わりました。
「白地に赤い色」というのも「梅干し弁当」みたいできれいですね。お、日本の国旗か。

欠けた部分に新うるしを塗っていく

新うるしは数時間で表面は乾きますが、しっかりと中まで乾かすには2日くらい待った方がいいです。

 

塗り終わったら油で筆を洗います。 ▸ 詳しい筆の洗い方

付属のキャップを嵌めて保存します。キャップが無かったらサランラップを丁寧に巻いてください。

 

 

 

〈簡単金継ぎの方法〉 04 新うるしの下塗り研ぎ


簡単な金継ぎ修理の新うるし研ぎで使う道具と材料

新うるしの研ぎで使う道具と材料

  • 道具: ③ 豆皿(水を入れます) ④ ウエス ⑤ はさみ(ペーパーを切ります)
  • 材料: ① 耐水ペーパー(#800~1000) ② 水差し

 

ペーパーをはさみで小さく切り、それを三つ折りして使います。

 

新うるしを耐水ペーパーで水研ぎする

豆皿に出した水をほんの少しつけて新うるしを研ぎます。
なるべく凸凹がなくなるまで研ぎます。下地のエポキシペーストがどんどん出てくるようでしたら、そこそこで諦めます。このさじ加減は勘でしょうか。

しっかりときれいな面を作りたかったら、どれだけ研ぎ破ってもとことん研いでいきます。そしてもう一度、新うるしの下塗りをすればいいと思います。

新うるしを耐水ペーパーで水研ぎする

そこそこきれいになったので、このあたりで研ぎを終了します。

金継ぎの新うるし研ぎが完了

いよいよ次でお終いです。

 

 

〈簡単金継ぎの方法〉 05 新うるしの上塗り


金継ぎの新うるし上塗りで使う道具と材料

 新うるしの下塗りで使う道具と材料

  • 道具: ②ティッシュペーパー ③ 付け箆 (▸ 付けベラの作り方) ④ 小筆 ⑤ 作業板(クリアファイルなど)
  • 材料: ① サラダ油 ⑥ テレピン ⑦ 新うるしなどの合成うるし(金色)

 

まずは使う前に筆をテレピンで洗って油を洗い出します。
 ▸ 詳しい筆の洗い方

 

上塗りは「金色」を使います。多分、真鍮粉だと思います。

新うるしで上塗りを行う

まずはヘラで少量のゴールド紛を出します。ちょっとしか塗らないのでちょっとでいいと思います。

新うるしで上塗りを行う

続いて新うるしを出します。こちらもちょっとでいいです。
新うるしに対して真鍮粉の割合が少ないと、くすんだやや黒っぽい色合いになります。
真鍮粉の割合が多い方が、「ざ・金色」って感じになります。

何対何くらいでしょうか?ちゃんとテストしていません。1対1もあれば、十分、金色になると思います。

新うるしで上塗りを行う

ヘラで手早く練り合わせます。

新うるしで上塗りを行う

すかさず塗ります。
本漆でしたらこんなに慌てなくてもいいのですが、新うるしはちょっと急ぎます。

新うるしで上塗りを行う

下塗り同様に、手早く前面を塗った後、筆を通します。

新うるしで上塗りを行う

塗り残しがないようによくチェックします。
あとあと塗り残しを発見すると結構がっくりきます。

新うるしで上塗りを行う

塗り終わりました。
新うるしの上塗り完了です。

 

塗り終わったら油で筆を洗います。 ▸ 詳しい筆の洗い方

付属のキャップを嵌めて保存します。キャップが無かったらサランラップを丁寧に巻いてください。

 

器の使用に関しては3日以上、しっかりと乾かしてからの方がいいと思います。

 

 

欠けた岡田直人のマグカップの簡単金継ぎ修理完了


 

 

欠けたマグカップの簡単金継ぎ修理完了

 

欠けたマグカップの簡単金継ぎ修理完了

 

欠けたマグカップの簡単金継ぎ修理完了

 

欠けたマグカップの簡単金継ぎ修理完了

 

欠けたマグカップの簡単金継ぎ修理完了

 

 

 

前回のエポキシペースト付けまでの工程を見たい方は
 ▸ 1/2 ぺースト削り・研ぎまで

 

 

 

 

Pocket