欠けた豆皿の簡単金継ぎ方法 2/3 パテの削り・研ぎ/下塗り 井山三希子

※ご注意ください。合成うるし(新うるしなど)を使った簡単金継ぎのやり方の紹介です

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※ 〈新うるし〉のメーカー側の説明です…

植物性のうるし系塗料です。
・本品は毒性の強い物質ではありませんが念の為、食器等口に含む恐れの有る物に塗装しないでください。

とのことですので、これをどう判断するか?ですよね。正直、難しいなぁーというのが私の感想です。
万全の安全性を考えるなら「菓子器」など口を付けたりしないもの、もしくはあまり食品が触れないような器の使い方をされた方がいいかもしれません。

それよりもみなさん、「本漆」、やってみませんか?(笑)

 

 

PAGE 02  ‣ <BOOK k-03> 井山三希子/黒豆皿 


 

 

 

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  〈 目次 〉  

 

 

 

 

 

 

前回、器の欠けた箇所に充填したエポキシペーストを削ります。
そのあと、軽く耐水ペーパーをかけます。

 

器の修理箇所のチェック

 

エポキシペーストのチェックです

ちょっともっこりしてしまいました。
まぁ、想定内です。いや、そうでもない。

でも大丈夫です。

 

少し盛り過ぎた充填箇所

 

はい、やっぱり膨らんじゃいました

削ればいいじゃないか。はい。

 

 

STEP 2.1  削り

 

 

使う道具: オルファのアートナイフプロ、メスなどがおススメです

詳しくはこちらを参考にしてください
金継ぎで使う刃物の選び方

 

器に彫刻刀を当てる

 器の表面から取り掛かりました。

少しずつ削っていきます。

一気にやろうとすると充填剤が剥がれてしまうことがありますのでご注意

 

慎重に削る

 

深く削り過ぎないように気をつけます

彫り過ぎたら悲しくなりますよ

 

パテを削って面を揃える

 

だいたい面のレベルが揃ってきたら
仕上げは器の方の面に刃物の半分くらいを押し当てながら
(器の面をガイドに利用して)
キワ(充填剤と器の接点)を削るようにすると
きれいに面が揃います

 

 

次は器の裏面を削ります

器の裏面を削る

 裏面もやることは一緒です

少しずつ削っていきます

 

簡易金継ぎの削り

 

器の方の面をうまく利用できるようになると
きれいに削れます

 

刃物の裏も表も使う

 

刃物の表も裏も使います。

場所場所によって使いやすい方を使ってください。

 

いろいろな角度から補填箇所のチェックをする

 

いろいろな角度からチェックしてください

 

充填剤の面のチェック

 

はい、それなりに面が揃っています。
いいでしょう。合格です。

 

金継ぎ削りのチェック

 

ども、ご苦労様でした

 

面が揃っているかのチェック

 

刃物でできるだけきれいに面が出せるように
頑張ってください。

そしたらペーパーがけは必要最低限で済みますので
器へのダメージも最小限で済みます。

 

 

 

 

STEP 2.2  ペーパーがけ

 

使う道具: 耐水ペーパーの#1000

 

ペーパーを1×1㎝くらいの四角にハサミで切って、それを三つ折りして使っています。
研ぎ味が悪くなったら、研ぎ面を変えます。

 

仕上げに軽くペーパーをかける

 

 

刃物できれいにラインや面が出ているので
#1000でほんのり表面を整えました

刃物であまりきれいになっていなかったら
もう少し粗いペーパーをかけてください。

#320とか#400くらいでいいんじゃないでしょうか

 

 

ペーパーがけはなるべくピンポイントで攻める

 

ペーパーがけはなるべくピンポイントで攻めてください

いつも写真を撮り忘れてしまう研ぎ作業、
今回はちゃんと撮りました

 

ペーパーがけ完了

 

ペーパーがけ完了です

画像で違いが分かりません。はい。

表面がちょっと滑らかになりました。

 

いじょうです。

 

 

 

 

合成うるし(新うるしなど)の下塗りです。

STEP 2.3  下塗り

使う道具・材料

  • 道具: 小筆、付け箆
  • 材料: 合成うるし(新うるしなど)、テレピン、サラダ油

筆を使い始める前にしっかり油を洗い出してください
使用前の筆の洗い方

 

 

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今回は合成うるし(新うるしなど)の赤色を使います

 

     新うるしの塗り

 

本漆ほど気を使う必要はありませんが
あまり厚塗りすると乾きに時間がかかります

上州屋(釣具屋)の店員さんの話ですと
塗料の中までしっかり乾くには
2日くらいみておいたいいということです。

でも、お急ぎの方は急いでください

 

陶器の裏面も新うるしを塗る

 

はい、陶器の裏面も塗ります。
塗り絵です。

あまりはみ出さないように
気を付けてください

でも充填剤を完全に覆いたいので
ほんのわずかはみ出すことになります

 

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塗り終わりました

 

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きれいに見えます。

赤もいいです。

 

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器の欠けた箇所を完全に覆ってます

 

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終了です

 

うるしが余ったら捨てないで保管して、
次回にまた使ってください
余った漆の保存方法

 

作業が終わったら筆を洗います
使用後の筆の洗い方

 

 

この後、しっかり硬化したらペーパーで研ぎます

 

 

 

 

 

 

 

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