マンションで作れる!自作・木スプーンの簡単な作り方 03

木工の自作

 

   レッツ DIY !

 

(いつの間にやら)はじめてのスプーン作りを応援している金継ぎ図書館です。

どうでしょう?今のところ問題なく作業は進められていますでしょうか?

 

「マンション住まいの方でも作れる」をコンセプトに木のスプーンの作り方を考えました。音が出なくて、小スペースでできて、道具も最小限でできるよう、手順、道具、材料を考えました。
できたら会社勤めの人に、休日、ふと「スプーン、作ってみようかな…。愉しいかもな…」と思ってもらえたら嬉しいです。

スプーンを作っているうちに木や道具との間に親密なコミュニケーションが立ち上がってきます。
日常のフレームからいつの間にか外へ出ている。ビジネスモードや利害関係、損得勘定からまったくの異次元モードへ離脱している浮揚感。

小学校の校庭で遊んでいたときの、あの空気を思い出していただけたらと思います。

 

spoon044

 ▸ Page 04 ヘッドの裏側・アウトライン、ネック部分を仕上げる

その他のページ:
Wood spoon 
DIY 木のスプーンの作り方


Page 01 アウトラインを糸鋸で切る
Page 02 スプーン表側のラインを立体的に彫る

Page 05
 ヘッド表を彫り込んで窪みをつける
Page 06 持つ部分の面取りとペーパーがけで完成! 

 

木のスプーンを作る時に最低限必要なものって何だろう??
と思う方は↓こちらをご覧ください。

木のスプーンを自分で作る

▸スプーン作りの道具類

 

 

 

Step 07 スプーンの首部分表側を削る


使用している材:
朴(ほお) ▸Amazonリンク

 

木のスプーンを作る

ここで初めて彫刻刀の「丸刀」( ▸販売サイトへ)の出番です。

スプーンのネック部分に段差を付けて格好良くします。(私の個人的な主観ですが)

 

木のスプーンを作る

材を作業台( ▸Amazonリンク)に固定して、横方向に削っていきます。

 

木のスプーンを作る

ヘッドの付け根から7㎜ほど柄の方に入り込んだ位置まで丸刀で削ってください。

 

 

 

Step 08 スプーンヘッドの裏部分を〈横〉方向に削る


続いてヘッド裏部分を削っていきます。

 

木のヘッド部分裏側を削る

ヘッドの先端から20㎜の箇所(A)と30㎜の箇所(B)にラインを引きます。

 

木のヘッド部分裏側を削る

20㎜のライン(A)から先の部分を削り落としていきます。
先っちょになる部分はキンキンに尖らせないで1㎜くらい厚みを残しておいてください。

 

木のヘッド部分裏側を削る

木を作業台に固定し、横方向に削っていきます。
彫刻刀は平刀( ▸販売サイトへ)を使います。

 

木のヘッド部分裏側を削る

削れました。

 

木のヘッド部分裏側を削る

こんな感じで。

 

木のヘッド部分裏側を削る

最初に書いた20㎜のラインから先っちょに向かって3㎜くらいの所(C)にラインを引きます。

 

木のヘッド部分裏側を削る

最初に書いた30㎜の位置のライン(B)から今、書き足したライン(C)までをつなげるように削っていきます。
側面で見ると↑画像の白いラインの位置まで削り落とします。

 

木のヘッド部分裏側を削る

材を固定して、横方向に平刀で削っていきます。

 

木のヘッド部分裏側を削る

B-Cラインが繋がりました。

 

木のヘッド部分裏側を削る

オッケーです。

 

 

 

Step 09 スプーンヘッドの裏部分を縦方向に削る


次にヘッドの先っちょに向かって縦方向に削っていきます。

 

木のヘッド部分裏側を削る

両サイドからそれぞれ13㎜の位置に縦方向にラインを引きます。

 

木のヘッド部分裏側を削る

先ほど引いたラインからスプーンヘッドのサイドまでが繋がるように斜めに削っていきます。
(うまく説明できていませんね。すみません。下の画像に進んでもらえればわかっていただけるかと思います)

 

木のヘッド部分裏側を削る

まずは向かって右側の部分を削ります。
作業台に固定しながら斜めに削ってください。

今回は木の繊維方向(木目に沿って)削ります。

 

木のヘッド部分裏側を削る

こんな感じです。

 

木のヘッド部分裏側を削る

 

 

木のヘッド部分裏側を削る

同様に左部分も削ります。

 

木のヘッド部分裏側を削る

カクカクしていますが、少しスプーンらしいラインが出てきたと思いませんか?

 

木のヘッド部分裏側を削る

 

 

木のヘッド部分裏側を削る

 

 

縦ラインの「面」をもう少し細かくしていき、カーブを滑らかにします。

木のヘッド部分裏側を削る

ヘッド部分のサイドから8㎜(A)、17㎜(B)の所にラインを引きます。

 

木のヘッド部分裏側を削る

A-Bラインが繋がるように平刀で削ります。

 

木のヘッド部分裏側を削る

同様にヘッド右側のC-Dラインも繋がるように削ります。

 

木のヘッド部分裏側を削る

 

 

木のヘッド部分裏側を削る

「面」が細かくなって滑らかなラインが出てきました。

 

木のヘッド部分裏側を削る

 

 

木のヘッド部分裏側を削る

 

 

 

Step 10 スプーンの柄の裏側部分を削る


続いて柄の裏側を削ります。

 

スプーンの柄の分部を削る

厚みが5~6㎜になるようにラインを引きます。
今回使っている材が柔らかい「朴」なのでこのくらいの厚さがあった方がいいかなと思います。
桜などもう少し固くて粘りのある木を使っている場合はもっと薄くしても大丈夫です。

 

スプーンの柄の分部を削る

ヘッドの付け根から5~6㎜先端にずらした場所から削っていきます。

 

スプーンの柄の分部を削る

 

 

スプーンの柄の分部を削る

どうでしょうか?
スプーンのきれいなラインが見えてきました。

 

スプーンの柄の分部を削る

 

 

 

 

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 ▸Page 04 ヘッドの裏側・アウトライン、ネック部分を仕上げる

 

 

木のスプーンを自分で作る

▸スプーン作りの道具類

 

 

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 ヘッド表を彫り込んで窪みをつける
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