マンションで作れる!自作・木スプーンの簡単な作り方 02

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   レッツ DIY !

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「マンション住まいの方でも作れる」をコンセプトに木のスプーンの作り方を考えました。音が出なくて、小スペースでできて、道具も最小限でできるよう、手順、道具、材料を考えました。
できたら会社勤めの人に、休日、ふと「スプーン、作ってみようかな…。愉しいかもな…」と思ってもらえたら嬉しいです。

 

スプーンを作っているうちに木や道具との間に親密なコミュニケーションが立ち上がってきます。
日常のフレームからいつの間にか外へ出ている。ビジネスモードや利害関係、損得勘定からまったくの異次元モードへ離脱している浮揚感。

小学校の校庭で遊んでいたときの、あの空気を思い出していただけたらと思います。

 

▸ Page 03 スプーン裏側のラインを立体的に削る  

 

その他のページ:
Wood spoon 
DIY 木のスプーンの作り方


Page 01 アウトラインを糸鋸で切る

Page 04 ヘッドの裏側・アウトライン、ネック部分を仕上げる
Page 05
ヘッド表を彫り込んで窪みをつける
Page 06 持つ部分の面取りとペーパーがけで完成! 

 

 

 

Step 04 スプーンヘッド部分表側に切れ込みを入れる


 

糸鋸を使ってヘッド部分に切れ込みを入れます。

「切れ込み?なにゆえ必要なの?他の作家さんでそんな作り方の説明をしている人なんていないよ」と思われるかもしれません。

そうですね。カトラリー系の作家さんであまりこういった作り方をしている人はいないと思います。(ほとんどの人はバンドソーや糸鋸マシーンで全てのアウトラインをザクザク切っていきます。ある程度の”量産”が必要なので機械で効率よくこの作業を行うのですね)

金継ぎ図書館では、まず「切れ込みを入れて」→そのあと「刃物で彫っていく」…という手順で進めていきます。

この進め方というのはどちらかというと「彫刻系」「仏像系」の”一品物”の作り方だと思います。

で、私が思うに、こちらの一品物系の作り方の方が「作り手」にとってははるかに面白いです。
「木」とコンタクトが取れている感覚があります。
素材とコミュニケーションを取りながら作業を進めていけるというのは、これはかなり愉しい体験ですよ◎

機械でビーンッと効率的に切っていくとこの「コミュニケーションの立ち上げ」が難しくなります(私の場合)。

 

木製のスプーンに鉛筆で線を引く

これもご参考までの寸法です。

先端から4~5㎜の箇所①と30㎜の箇所②に線を引きます。
30㎜の箇所②に糸鋸で切り込みを入れます。

 

木製のスプーンに鉛筆で線を引く

次に切れ込みの深さを決めます。
今回は板厚が12㎜のものを使っているので、深さ5~6㎜まで切れ込みを入れます。

板の側面に②ラインの所から深さ5~6㎜の線を引いてください。
その個所から①ラインに向かって斜めに線を引いておきます。このラインに沿って切り込みを入れた後に彫刻刀で削っていきます。

(板厚15㎜のものをご使用の方は深さ7~9㎜といったところでしょうか?まだ15㎜厚のものでサンプルを作っていないので適当なアドバイスになっています。次回、15㎜厚の板で作ってみます)

 

木製のスプーンに鉛筆で線を引く

こちらの側面にも切れ込み目安のラインを引いておきます。

 

木製のスプーンに鉛筆で線を引く

 

それでは糸鋸で切れ込みを入れていきます。

 

木のスプーン作りの工程。糸鋸で切れ込みを入れる

スプーンの柄の部分をクランプで挟んで固定してください。
スプーンヘッド部分を作業台から右側にはみ出した状態で固定します。(右利きの場合)

 

木のスプーン作りの工程。糸鋸で切れ込みを入れる

糸鋸で切れ込みを入れていきます。

 

木のスプーン作りの工程。糸鋸で切れ込みを入れる

なるべく垂直に糸鋸を動かします。
切りすぎないように慎重に作業を行ってください。

ギリギリのところまで切り込みを入れたら、クランプを外しスプーンの上下を逆にし、今度はスプーンヘッド部分を作業台の左側にはみ出たせて固定します。

言葉だけだと分かりづらいですよね。写真を撮り忘れました。すみません。

 

木のスプーン作りの工程。糸鋸で切れ込みを入れる

糸鋸での切り込み完了です。

※ そういえば、この「切れ込み作業」は一番初めに木材が四角い状態でやった方がいいかもしれませんね。次回はそちらの手順でページを作ってみたいと思います。

 

 

 

Step 05 スプーンのヘッド表側を削る


 

スプーンの切れ込みに向かって彫刻刀で彫る

彫刻との刃は斜めになるように構えて彫っていきます。

ヘッド部分を削るときは柄の部分をクランプで挟んで固定するか、↑画像のように作業板に押し当てるようにして固定して削ってください。

木の木目(繊維)に対して直角に削っていきます。

 

スプーンの切れ込みに向かって彫刻刀で彫る

画像の向かって左側(柄の方)も大雑把に斜めに削っておきます。
こちらも少し削っておいた方が、ヘッド部分を削るとき彫刻刀が動かしやすくなりますのでおススメです。

 

スプーンの切れ込みに向かって彫刻刀で彫る

ひとまず切り込みをV字の底になるようにして削ります。

 

スプーンの切れ込みに向かって彫刻刀で彫る

刃物で削るときに持ちづらかったら…

 

スプーンの切れ込みに向かって彫刻刀で彫る

↑画像のように柄の部分をクランプで挟んで固定してください。

 

スプーンの切れ込みに向かって彫刻刀で彫る

おおよそきれいに削れました。

 

スプーンの切れ込みに向かって彫刻刀で彫る

この段階で欲しいラインの80%くらいの出来栄えになっていればオッケーです。

 

スプーンの切れ込みに向かって彫刻刀で彫る

ひとまずこのくらいで、スプーンの横から削るのを終了します。

 

スプーンの切れ込みに向かって彫刻刀で彫る

次にスプーンヘッドの先っちょの方から削ります。

 

スプーンの切れ込みに向かって彫刻刀で彫る

きれいなラインが出るように削っていきます。
糸鋸で入れた切れ込みに向かって彫ります。

 

スプーンの切れ込みに向かって彫刻刀で彫る

この段階で仕上がりの95%くらいのラインができようにします。

 

スプーンの切れ込みに向かって彫刻刀で彫る

↑画像のようにほんの少し丸みをつけると、スプーンを使ったときに口からの「抜け」がよくなります。気持ちよく抜けるというか。私個人の感覚かもしれませんので、ご参考までに。

 

スプーンの切れ込みに向かって彫刻刀で彫る

 

 

 

 

 

Step 06 スプーンの柄部分を削る


次にスプーンの柄の分部(表側)を削っていきます。

 

スプーンの切れ込みに向かって彫刻刀で彫る

↑画像の白い部分を削っていきます。
首元の一番深い場所が4~5㎜くらいの深さになるようにします。(今回の板厚12㎜の場合)

 

木製スプーンの削り方。柄の分部を削る

作業板にスプーンのヘッド部分を押し当てて安定させます。

 

木製スプーンの削り方。柄の分部を削る

少しずつ削っていってください。

 

木製スプーンの削り方。柄の分部を削る

神経質に綺麗なラインを出そうとしなくてもいいと思います。

 

木製スプーンの削り方。柄の分部を削る

柄のお尻の部分を削るときは柄の方を作業板に押し当てて削ります。

坂目(木の繊維と逆に削る場合…と言ってもよくわかりませんよね)になる場合は、このようには削らずに

 

木製スプーンの削り方。柄の分部を削る

柄の先の方をクランプで固定して、柄のお尻部分を削ってください。

 

木製スプーンの削り方。柄の分部を削る

こんな感じです。

 

木製スプーンの削り方。柄の分部を削る

スプーンらしさが一歩前進しました。

 

 

▸ Page 03 スプーン裏側のラインを立体的に削る  

 

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Page 01 アウトラインを糸鋸で切る

Page 04 ヘッドの裏側・アウトライン、ネック部分を仕上げる
Page 05
ヘッド表を彫り込んで窪みをつける
Page 06 持つ部分の面取りとペーパーがけで完成! 

 

 

 

 

 

 

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