日本の3rdプレイス

 

 

 

サード・プレイスとは、コミュニティにおいて、自宅や職場とは隔離された、心地のよい第3の居場所を指す。サード・プレイスの例としては、カフェ、クラブ、公園などである。
by Wikipedeia

 

小耳に挟んだこと


楠本修二郎さんというかっこいい社長さん(カフェ・カンパニー社長)が ▸YouTube (1:36:00~くらいから)の中で「人が集まる場所」について話していたことのなのですが、それぞれお国柄で「サードプレイス」にちょっとした違いがあるようなのです。

  • フランス→カフェ
  • イギリス→パブ

なるほど、納得(かな)。何となくイメージができる。
で、日本は?というと…「カフェ」ではないです。実は。
それじゃ何処??というと、

  • 日本→本屋・図書館(!)

なのだそうです。おー、日本人って真面目ね◎っと思うと同時にどうして日本ではサードプレイスが「本のある場所」なんだろう?って思ったわけです。
何ででしょうね?分かりません。
けど、きっと日本では昔から識字率が高かったことと関係しているのではないかと思うのです。文字が解読でき、本が読めた(きっと本は高価なものだったのでしょうから、どこかの場所に集められていた?)。
で、「本が読めた」ということが、単純に「本から情報を取り出すことができ、知識を増やすことに日本人は心地よさを感じていた」とか、「物語りの中に没入でき、その世界観で安らいでいた」っていう話じゃないと思うんです。
本が読めた…というのが、本の中で「先人」とリアルに出会ったり、「中国の賢い人」と生きた対話をすることができた…ということだと思うのです。

「本=”私”というフレームの外にいる”他者”」…として、出会っていた。そういうのが他の国の人に比べると得意だったのではないのかと思うのです。得意というより、それは歴史的な経緯や地理的な条件によって(日本は島国で、文物制度を中国から輸入するしかなかったから)、必然的にそうならざるを得なかった(←この辺りは内田樹先生の「日本辺境論」の受け売りです◎)。

人は「人の集う場所」に行きたくなる…という理由が、「他者」と出会い、自己を解体し、智や情報の流れの中に身を浸すことが目的であるとするならば(←お話がぶっとんでいますかね?)、西洋では「直接、人と交流する」ことに重点が置かれた。
一方、識字率が高い日本ではそれを「本の中」に見出すことができた。「本=他者」であって、「本のある場所」は「過去の人たちが集まっている場所」であり、「膨大な叡智が”流れている”場所」であった。
そしてその叡智は過去から現在、そして未来へと途切れることなく繋がる大きな流れであることを無意識的にでも体感していた。
だから日本ではサードプレイスが「本のある場所」になったのかな…と推測しているところです。

もちろん、西洋やエジプトなんかでも「図書館=本のある場所」って昔から重要な場所だったし、一方、日本でも「人の集まる場所」は重要であったと思います。井戸端とか洗濯場、お寺、茶屋とか。

ウェブサイトを立ち上げる時(約2年前)に「金継ぎ図書館」って名前をつけたのですが、結構「アタリ」かもな~◎ と一人ほくそ笑むのです。

 

Wikipediaで「サードプレイス」を調べてみたら説明がすごく魅力的でした。以下、全部Wikipediaの引用です。(こんなに引用してもいいのかしら?ダメ??) ▸ Wikipedia サードプレイス

概要
アメリカの社会学者レイ・オルデンバーグは、“ファースト・プレイス”をその人の自宅で生活を営む場所、“セカンド・プレイス”は職場、おそらくその人が最も長く時間を過ごす場所。そして、“サード・プレイス”はコミュニティライフの“アンカー”ともなるべきところで、より創造的な交流が生まれる場所

 

オルデンバーグが定義する“サード・プレイス”の8つの特徴

中立領域

サード・プレイスの構成者は義務感からそこにいるのではない。彼らは、経済的、政治的、法的に縛られること無く、喜んでやってくる。

平等主義
サード・プレイスは、個人の社会における地位に重きをおかない。経済的・社会的地位は意味がなく、ありふれていることが許容される。サード・プレイスでは参加するために、何も必要条件や要求がないこと。
会話が主たる活動
遊びココロや楽しい会話がサード・プレイスの活動のメインフォーカスである。会話のトーンは気軽で、ユーモア、ウィットがあり、優しい遊びココロは高く評価される。
アクセスしやすさと設備
サード・プレイスはオープンで、みなが訪れやすい環境。柔軟で親切で、集まる人のニーズにこたえるところ。
常連・会員
サード・プレイスは、常連がいて、空間やトーンを形成する。その場所らしさを彼らがつくる。新たな訪問者を惹きつけて、新参者にも優しいところ。
控えめな態度・姿勢
サード・プレイスは、健全である。その中には無駄遣いや派手さはなく、家庭的な感じ。偉ぶったり、排他的であってはいけない。いかなる個人、あらゆる階層の人を受け入れる。
機嫌がよくなる
サード・プレイスでの会話のトーンは、けっして緊張や憎悪を生んではいけない。その代わり、陽気でウイットに富んだ会話、気さくな冗談は歓迎される。

第2の家

サード・プレイスにいる人たちは、しばしばあったかい感情を共有する。あたかも同じ家に暮らす者同士のように。この場所に根ざしている感情を持ち、精神的に生まれ変わることを得る。

 

なんだかすごく魅力的なことが書かれていますね。
カフェ・カンパニー社長の楠本さんが言っていたのですが、「全ての業態はカフェ化する、必然的に」と言っていました。
「人々が集い、繋がる場」を作る。実技系の教室もその想いが「ある教室」と「ない教室」があると思います。ぜひ、みなさん、それが「ある教室」を見つけてください◎

 

 

金継ぎのやり方

 

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